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花言葉で先生に感謝と別れを伝える花まとめ!男女別や予算別の組み合わせも!

花言葉 先生 感謝

卒業式や離任式、部活動の引退のシーンなど、先生にお別れと感謝を伝えるシーンは人生一度はありますよね。

花をプレゼントしたいけど、どんな花言葉が良いんだろう?

「感謝」「尊敬」の花言葉をバランスよく表現しよう!

この記事では、大学で植物学を学び都内の某花屋で7年間フローリストとして勤務した筆者が、男性・女性別先生におすすめの花言葉やシーンや予算別のおすすめの花を解説しました!

目次

先生に贈る「感謝」の花言葉の基本と選び方

まずは先生にプレゼントする花選びの基本です。

花言葉を踏まえると、どのような花選びが良いのかについて解説していきます。

花言葉の基本

卒業式など、お別れの際に先生に花を送る際は「感謝」「尊敬」などの感謝をストレートに伝える花言葉をメインに選びましょう。

例えば、白ダリアやピンクバラやガーベラなどは感謝を表す花として定番です。

花束として複数の花を組み合わせる余裕がある場合は「思い出」「信頼」などのこれまでの関係性を象徴するようなサブの花言葉を選ぶとベターです。

例えば、スイートピーには「優しい思い出」「門出」、ミモザには「友情」などの花言葉あり、別れの時に二人の思い出や関係性を大切に想うメッセージを込めることができます。

その他にも、後述するおすすめの花言葉がありますので組み合わせると良いですね。

花選びのポイント

続いて、プレゼントの際の基本ですが、花言葉は本数で意味が異なります。

ポジティブな意味にもネガティブな意味にもなります。

定番のパターンは以下です。

3本:「心からの感謝」
5本:「尊敬と感謝」
7本:「深い尊敬」

同じ花を複数本混ぜる時にはこれらの本数を覚えておくと良いでしょう。

ちなみに、7本の形式は江戸時代の寺子屋の生徒たちが確立した作法だそうです。

その他にも、選び方の基本としては季節の花を取り入れることで、その季節ならではの花束となり印象が強くなります。

では、先生の性別別にはどのような花選びが良いのでしょうか?

男性の先生に感謝と別れを伝える花言葉10選!

男性の担任の先生や部活動の先生にはどのような花が良いんだろう?

男性の先生には「威厳」「品格」を感じさせる花選びがポイントです!

ここでは、性別別に男性の先生に「感謝」や「尊敬」の花言葉を伝える花を10個、背景や由来と共に解説しました。

文献でしか載っていないような古来の風習や逸話なども記載していますので是非、花選びの参考にしてみてくださいね!

【男の先生に感謝を伝える花一覧】

・ヒマワリ
・コバルトセージ(ブルーサルビア)
・アイリス
・デルフィニウム
・カンパニュラ
・グラジオラス
・リンドウ
・アスター
・クレマチス
・オリエンタルリリー

◾️ヒマワリ
ヒマワリは真っ直ぐに太陽に伸びる様子から「尊敬」の花言葉を持っています。

古代ギリシャでは、ヒマワリは太陽神アポロンの象徴として知られ、アテネの学堂では「知恵を求める姿勢」の象徴として育てられており古くから先生の「知恵」を尊敬する花として使われています。

特に勉強でお世話になった先生にぴったりの花言葉です。

◾️コバルトセージ
青色が特徴的なコバルトセージ(ブルーサルビア)ですが、「尊敬」「知恵」の花言葉を持っています。

古代ローマでは「神聖なハーブ」として知られ、特に記憶力と知恵を高める効果があるとも信じられていたことが由来です。

お祝いの花束は基本的に派手な色合いになりますので、フラワーアレンジメントでは青色の冷静な色を混ぜることで男性の先生の知的さを醸し出すことができますのでおすすめです。

◾️アイリス
「良き知らせ」「信頼」の花言葉を持つアイリスですが、神と人間間でメッセージを届ける役割を持つギリシャ神話に登場する女神が由来です。

やり取りは信頼を生み、これまで先生と生徒間でたくさんの交流があったことを象徴します。

師弟間では絆の強さの意味でも使われることが多い花言葉ですので、卒業式などでもぴったりの花といえますね。

◾️デルフィニウム
「高潔」「前進」の花言葉を持つデルフィニウムですが、青い塔状の花姿から「知識の塔」の異名を持ち、特に理系の先生への贈り物として人気です。

デルフィニウムの名前の由来となった古代ギリシャのデルフィですが、若者たちはここで、芸術、音楽、そして予言の技術を学び、この花を「アポロンの叡智」の象徴として重用していたそうです。

◾️カンパニュラ
恩人に感謝のメッセージを伝える花として大定番のカンパニュラですが「感謝」の他に「誠実」という花言葉を持っています。

特に「誠実」は真摯に教育に向き合う先生の姿勢を表現していると言われ、熱心に向き合ってくれた担任の先生や部活動の先生などへのプレゼントにおすすめです。

また、15世紀のスコットランドでは新任教師の就任式で「知恵の鐘を鳴らす者」としての象徴として、カンパニュラの花冠が授与されていたとする文献もあります。

あまりないシチュエーションですが新任の先生が異動してしまう時の離任式などに贈るとベストですね。

◾️グラジオラス
ラテン語の「小さな剣」に由来するグラジオラスですが、真っ直ぐに立ち上がる逞しい花姿から「力強さ」の花言葉を持っています。

花屋で働いていた頃は、特に部活動引退時の顧問先生への「感謝」の贈り物として買われていた方が多い印象でしたよ

◾️リンドウ
「誠実」「正義」など前向きな花言葉が多いリンドウですが「勝利」の花言葉も持っています。

18世紀のスイスでは「リンドウの青さのように澄んだ真理の探究」として学問への真っ直ぐな姿勢の象徴としてリンドウが親しまれていたそうです。

この花は進路指導の先生や生徒指導の先生に贈られる花束に組み合わせとして入れる方が多い花ですね。

◾️アスター
星型が特徴的な花のアスターも「感謝」の花言葉を持っており卒業シーンなどの先生への贈り物として使われます。

また、中国の古典『本草綱目』ではアスターは「長寿と知恵をもたらす花」として記載されており科挙の試験官たちはこの花を「学問の星」として尊重していたそうです。

学問や知恵の象徴としてもイメージに合う花ですね。

これだけだと他の花とも被ってしまうのですが、この花の最大の特徴は「感謝」の他に「追想」の花言葉を持っていることです。

共に過ごした「思い出」への感謝を伝える花として最適の花なのでおすすめです。

◾️クレマチス
「知的な美しさ」「精神的な美」の花言葉を持つクレマチス。

古代ギリシャではクレマチスが絡まる柱廊下で哲学の講義が行われていたとの逸話があります。

なので、社会の先生や文系の先生に贈られても良いですね。

◾️オリエンタルリリー
大きな白い花で高貴な雰囲気が強いオリエンタルリリー(ユリ)ですが「威厳」「気品」の花言葉を持っています。

古代エジプトでは神聖な花として使用され、特に王族の教育を担当する高位の教師たちの象徴だったそうです。

こちらは受験指導でお世話になった先生に贈られる花として使用される方が多いです。

また、この由来から学校の先生のみならず塾や予備校の先生に選ばれる方もたくさんいました。

女性の先生に感謝と別れを伝える花言葉10選!

担任の先生が女性なんだけど、良い花言葉ってあるのかな?

女性の先生には華やかさを含む花言葉を選ぶのがコツです!

ここでは、女性の先生向けにおすすめの花言葉と由来をまとめました。

派手すぎず、かわいすぎない絶妙な選び方がありますので是非、参考にしてみてください!

【女の先生に感謝を伝える花一覧】

・ピンクローズ
・カモミール
・フリージア
・カサブランカ
・スイートピー
・リシアンサス
・ミント
・ダリア
・カトレヤ
・ローズマリー

◾️ピンクローズ
見た目の可愛らしさ抜群のピンクローズは「上品」「感謝」「愛」の花言葉を持っており、女性の先生への贈り物としては定番中の定番の花となっています。

19世紀のイギリスでは「知性と優美の調和」を象徴する花として大切にされており、日本でも明治時代から始まった女性教育の場では、教師と生徒の信頼関係を「バラの絆」と呼び、卒業式では感謝を込めて教師にピンクのバラが贈られる習慣があるところもあったそうです。

卒業式のシーンではぴったりの花で、花屋でもかなりの人気を誇っていました。

◾️カモミール
厳しい環境や踏まれてもなお強く咲き続けることで有名なカモミールには「逆境に強い」「癒し」の花言葉があります。

プレゼントで先生に贈る際は、どんな環境でも健気に咲く姿が生徒たちを見守り続ける先生の姿を表していると言われています。

フラワーアレンジメントではサブとして入れておくと良いですね。

◾️フリージア

卒業のシーンなど別れの時の感謝の花としてピンクローズと並んで定番なのがフリージアです。

花言葉は「親愛」「感謝」「友情」で、教師生徒感の絆の強さを伝える際に使用される花言葉ですね。

これはかなりニッチな逸話ですが、19世紀後半のオランダでは女性教師養成学校で、卒業時に新任教師たちにフリージアの球根が贈られ、それぞれの赴任先で育てる習慣があったそうです。

教育実習生への感謝を伝える花として良いチョイスかもしれませんね。

◾️カサブランカ

白の大輪の花が特徴的なカサブランカですが、「祝福」「壮大な美」「高貴」「威厳」などの花言葉を持っており、女性の先生に対しては最大級の祝福のメッセージを贈る花となっています。

大袈裟すぎると感じるかもしれませんが、特に気にすることはなく、組み合わせでは他の花を控えめな花にすることで印象を抑えることができますよ。

◾️スイートピー
春の訪れとともに咲く花として知られるスイートピーですが、女性向けの卒業式の花として大定番の花として人気です。

花言葉は非常にバランスがよく、「感謝」「優しい思い出」「門出」を持っており、感謝とともに思い出を大切にするメッセージを持っています。

花選びに悩んだ場合はまず間違いのない花ですので入れておくことをおすすめします。

◾️リシアンサス(トルコキキョウ)
気品のある紫色の花をもつリシアンサスには「感謝」の他に「優美」「思いやり」の花言葉があります。

花言葉からも分かる通り、上品さと美しさをかねたイメージを持っていますのでスイートピーと並んで女性向けの花として人気です。

◾️ミント

ティーや香りの分野で有名なミントですが、花言葉の贈り物としても素敵な意味を持っています。

花言葉は「美徳」「懸命さ」「温かい心」です。

学校生活では進路指導以外にも生活面や精神面など様々な相談に乗ってくれたり、女性の先生は何かとサポートしてくれることが多いですよね。

そんな心優しい先生、懸命に向き合ってくれた先生に対して贈る花言葉としてぴったりなのがミントなのです。

◾️ダリア

卒業や先生に対してのみ贈る花ではないのですが、「気品」「優美」「威厳」「知性」と女性の、特に先生に対して贈る花としてかなり優秀なのがダリアです。

近代のヨーロッパではダリアを「女性の知性」の象徴の花として定める地域もあったとか。

ただし、紫色は「裏切り」「偽善」などネガティブな怖い意味も持っていますので、ダリアを選ぶ場合は紫色以外にしましょう。

◾️カトレヤ
上品な花の代名詞として人気なのがカトレヤです。

花言葉は「優雅な貴婦人」「魅力」「気高さ」です。

カトレヤは「蘭の女王」の別名を持つように、格調高い女性、もっと言うとある程度年齢が上の女性の先生に対して向けた花言葉です。

カトレヤを選ぶ場合は、地位がそこそこ高かったり年齢が高めの先生に贈るようにしましょう。

◾️ローズマリー

「誠実」「思い出」の花言葉を持っているローズマリーですが、「私を思っていてね」という関係性の継続を想うような花言葉があります。

イギリスの一部の女子校でも、卒業式に教師へのお礼としてローズマリーの小枝を贈る伝統が残っているそうです。

小ぶりな花かつ思い出系の花なので、大きく派手な花に対してサブで組み合わせる花として選ばれることをおすすめします。

予算とマナーで選ぶ|先生への花束の贈り方

色んな花があったけど、予算別ならどう選べば良いんだろう?

具体的な先生へのフラワーアレンジメントとマナーについて紹介するよ!

ここでは、花言葉を考慮した予算別の花の組み合わせと贈る際のマナーについてまとめました。

「プレゼントまで時間がない」「手っ取り早く知りたい」などお悩みの方はぜひ、チェックしてみてくださいね!

予算別おすすめの組み合わせ

ここでは低めの3000円、高めの5000円のよくある2パターンの予算別におすすめの組み合わせをご紹介します。

※値段はお店や時期によっても変動しますので、あくまで参考です

【3000円プラン】

・カーネーション1本(500円):「深い感謝」
・かすみ草(800円):「清らかな心」
・グリーン(500円):「誠実」
・ラッピング(1000円)

こちらはカーネーション1本でメッセージを伝える組み合わせです。

1本と寂しい印象があるかもしれませんが、カスミソウやグリーンなど意外に華やかになります。

また、花には本数別に花言葉が変わるのですが、1本のカーネーションには「まっすぐな感謝」という意味が込められています。

あまり予算がかけられない方でも貧相にならない見た目になるので、かなりおすすめのアレンジメントですよ♪

【5000円プラン】

・トルコキキョウ8本(2000円):「感謝」「優美」「思いやり」
・スターチス(700円):「変わらぬ思い」
・かすみ草(800円):「清らかな心」
・季節のグリーン(400円):「誠実」
・ラッピング(1000円)

こちらはトルコキキョウを贅沢に8本使った組み合わせ例です。

元々、「感謝」の他にも「美しさ」「思いやり」と内面外面の両方にポジティブな花言葉を持っているトルコキキョウですが、8本には「あなたの思いやりに最大の感謝を」の意味があり、卒業式や別れのシーンで貰うと嬉しいメッセージを意識しています。

【予算配分の目安】

・担任の先生:5000円前後
・教科担任:3000円前後
・部活顧問:3000〜5000円

花を贈る時のマナーと注意点

続いて、先生に花を贈るときのマナーや注意点についてです。

まず、タイミングについてですが卒業式など式典がある場合は式が終わって教室に戻ってからにしましょう。

特に式典などがない通常のシチュエーションであれば、放課後や休み時間など落ち着いた時間にしましょう。

思い入れのある特定の先生の場合は、なかなか接点を作るのが難しいですし、予定的に時間が作れない場合が多いです。

そういった先生には事前にアポを取っておくのが確実です!

筆者も高校生の時、卒業式が終わった後に違う学年の先生に卒業式の日に花を渡そうとしたのですが、すでにおらず…切なかった思い出があります。

絶対にアポは取りましょう。

続いて渡し方のポイントは以下です。

・基本は両手で丁寧に
・花の向きは先生の方に
・とげのある花(バラなど)は必ず包装を

基本的に両手で丁寧に渡しましょう。

余程のことがない限りは渡し方で失礼になることはないです。

ただし、トゲが多い花など、一部危ない花もあります。

そういった場合は包装をするかあらかじめ取っておくのがベストです。

最後に避けたいタブー・失敗ですが、基本的にフラワーギフトは良い花言葉で組み合わせますので、失礼になるようなことはありません。

ただ、香りや花粉の多い花を大量使用したり、そのまま渡すのは控えましょう。

これは特に妊娠している先生が産休に入られる場合が当てはまります。

妊娠中は身体変化も多く、特に嗅覚に敏感になる方も大勢います。

そういった先生の負担にならないように、香りと花粉には配慮しておくことをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

先生への花言葉へは男性向け・女性向けと様々な花言葉の種類があることがお分かりいただけたかと思います。

重要なのは「感謝」の花に加えて、入れたいメッセージに合う花を選ぶことです。

思い出を大切にする系、尊敬や先生に対して賛辞を贈る系の2つから選ぶとバランスが良くなります。

また、大きい花から小さい花までサイズ感も意識することで収まりが良くなります。

予算が限られている場合は本数を意識して花を選ぶことでメッセージ性を強めることも可能ですので、同じ花を複数本選ぶ場合は店員さんに本数別の花言葉をお聞きすることをおすすめします。

ぜひ、参考にしてみてください!

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